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昨年の西大関の時と同様、総体的な魚の体形と味わい深さは変らないが心配なのは今回魚自体に張りが無いように見受ける。色艶もやや落ち加減である。
飼主に遠いところまでお供して休養する時間が少なかったかも知れない。だが精一杯の愛想を白い土俵の中で醸し出しているその姿を見せていたのが人の心をとらえ引きつけたと思う。
此の魚には特に今後の飼育に充分に気をつけてやらなければならない義務が飼主にあると思います。
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背腰から尾筒にかけての骨太の魅力は上位を上回るものを持っていた。魚ぷりもよく将来に大なる可能性を持った三歳魚。今のところは全体的な味わいに東大関には及ばなかった。
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頭白の白勝ち更紗、頭が赤の素質があったにも拘らず何んらかの原因でだんだんと白に変化したのであろう目の周りに名残りを残している。その為肉瘤の出るのが遅い少くなくともあと一年あれば「黄がしら」の素晴らしいものになるであろう。コケ並びは良く腹あがりも良い。欠点としてとりあげれば尾に不安がある。また此の魚はこれ以上大きくしないよう飼育に注意が肝要である。
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絵にかいた様な背下りとは此の魚を指して言うと云っても過言ではない。ただ上目では何か物足りなさを感じさせるのは頭の造り具合が全体のバランス視を少し崩しているように見せている。
この先前方向肉瘤がつけば良い悪いは別として現在とはまた異った全体形に見えると思うのだが。
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親魚としてはあまりにも若々しく将来に可能性を秘めた魚。頭、腹、尾、現時点では欠点なく此の先飼主がどの様に造りあげて行くかどの様に魚がかわって行くか興味のあるところか。
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審査上魚の決め手となる頭、胴、筒、尾(下半身)と分けた場合今期最高の太みと下半身の出来を誇る「東小結」と比べた場合明らかに劣勢的である。目巾背巾は広く良い感じの上半身と言えるが全体の見た目のバランスが感覚的に多少淋しさを覚える。
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