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よくここまで(十月十日の今日に)合せた飼育は実にお見事であります。鰓深い頭部の出来腹の出来上り背腰の線、筒の仕上がり、尾の素晴らしい付き所、鱗の細やかさ、色彩のよさとなんと云っても此の魚自身の元気さを象徴する艶の良さ、どれを取ってもまず東大関と云う大役も相応しい。前鰭に真赤な色が乗っていればそれこそ一流と言ふ言葉以外は見当らない。二才魚になった姿が今から待ち遠しい。
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![]() この魚の見所は尾の捌きの良さが非常に目に付く。頭は普通の出来加減、全体のバランスは東大関には差はあるが尾捌きは此の魚の方が色気があり味わい深い。
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![]() 上位を狙うには魚自体に巾が欲しい。片方の尾先を現時点では下げ気味が気になるが極く僅かの為二才魚以上になれば先づ直る可能性はあると思う。病気には気を付けねばならない。魚を駄目にする場合がこの魚には見受けられる。今後の飼育には特に注意すべきだと思う。
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味のあるまとまりの良い赤勝ち更妙、上半身はまだ出来上りまでは少し時間が掛りそう。特に頭部分に瘤状が見られず淋しい。昔の当才魚の頭はこの程度でほどよく充分であったが今や特に最近はある程度発達しているのが好まれる。「ある程度」とは東大関級を参考にして今後の飼育の中に取り入れられることを望みます。下半身に於いては申し分は無い。
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![]() 上品で巾のある魚、色彩とこの魚の持つ初い初いしさが不思議な雰囲気をかもし出している。これらをらんちゅう飼育同好者達は味のある魚と呼んで楽しんでいるものである。
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上位と比べた場合魚全体のバランス的なものが備っていない。当才魚の選出には一に可愛いく二にバランスを必って見て行くものであるが以前にも触れたと思いますが、金魚はその日の色々な状態で多少変るものである為、一概に決め付けることは出来ないが敢えて此の魚の評価をするなれば、元気さに少し微弱なところと巾の点で大きく東大関とは差を付けられている。
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