品評大会(富山県)

富山らんちゅう愛好会

第15回 品評大会( 平成16年 10月 10日 )

当歳魚 弐歳魚 親魚 下里賞 スナップ
東大関 [ 池端 忍(福井) ]
写真:東大関[親魚](池端 忍)
品位を高く持った魚、柄行きは平凡なれど、その肌雪の様に細かく、背腰はなんともいいようのない魅力を感じさせて実に華麗で美しく其の姿まさに加賀百万石の奥の奥で育て上げられた姫君達の如く妖艶。
此の魚は白い土俵の中での観る姿とビデオ取りの中で観る姿は少し異なったところを花車観せている魚も珍しい。美人薄命と昔は云ったものだが、その様にならぬよう今後の飼育には十分注意されたい。
西大関 [ 直江 浩一(石川) ]
写真:西大関[親魚](直江 浩一)
稀に見る名魚。何度となく大関に輝き今日に至っている。飼主の飼育の努力と魚自体の生命力の強さに感福するものがある。色艶の褪せ、筒のやや細さを除けば否の打ちどころが無い。頭に至るや正に芸術的で最高のものを持っている。
東関脇 [ 村上 一茂(富山) ]
写真:東関脇[親魚](村上 一茂)
白勝ち更紗、大味さは隠せない。だが此の魚の持ち味元気そのものの体質を持ち特に今年は昨年よりは一層の伯がつき味が出てきた。頭は黄頭でよく飼い込まれている。しかし尾全体が泳ぐのに適した柔らかいところが徐々に出しきたのが気になる。
西関脇 [ 直江 浩一(石川) ]
写真:西関脇[親魚](直江 浩一)
素赤で頭、胴、背腰、鱗、此の四ヶ所申し訳なし。実に好いタイプで上位達と其の差ごく僅か。今年は尾に弱さを見せているのと親魚としての威厳に乏しく先を譲った。やはり親魚は親魚としての風格と目巾が大切である。
東小結 [ 池端 忍(福井) ]
写真:東小結[親魚](池端 忍)
此の魚は腰から筒にかけての柄が妙に観る人の心を複雑にするのが惜しい。頭の出来加減はほど好いが欲を云えば今少し鬢に肉瘤がほしい。此れほどよいものを持っているのに頭が硬くては大関関脇に立ち向う事が出来なかった。カシラ頭の作りに一考を願いたい。
西小結 [ 井上 昭範(福井) ]
写真:西小結[親魚](井上 昭範)
上目に見る場合実に好いタイプ。頭の出来よく、腹あがりは最高。色艶は鱗が細かい分上品に出来上っている。ただ筒から尾付けにかけての線会魚としてぎりぎりのところ。
背下りから腰にかけてはよいが、腰から筒の線に無理があり其の為尾付けがぼやけて見え加えて尾を大きくみせているのが最大の原因。